裁判官の場合も退官後、弁護士になるケースは多い。検事退官者の弁護士が“ヤメ検”と呼ばれるが、裁判官出身弁護士は“ヤメ判”と呼ばれる。
裁判官出身弁護士と検事出身弁護士にはいくつかの違いがみられる。1つは、裁判官のほとんどが定年(注)まで勤め上げて退官し、比較的老齢で弁護士に転身するケースが多いが、検事は定年まで待たず退官し、若いうちに弁護士になるケースが結構ある。また、定年が裁判官より若干早い分、長い活動期間が可能という点である。2つ目は裁判官出身弁護士はその職制ゆえ、中立的立場の職務であったため、弁護士利用者にとって“ヤメ検”程のうまみが薄い。起訴、捜査等に手慣れた“ヤメ検”のほうが重宝がられる点である。
(注:定年は、裁判官の場合、最高裁判所、簡易裁判所の裁判官は70歳。高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所の裁判官は65歳。検事は、検事総長は65歳、その他の検察官は63歳。裁判官の方が検察官に比べ7~2年定年が長い)
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