京阪本線の最優等種別。終日にわたって運転され、「京阪特急」の通称で親しまれている。ほぼすべてが淀屋橋駅 - 出町柳駅間の直通列車であるが、朝ラッシュ時にごく一部樟葉駅または三条駅止まりとなる列車がある。ダイヤ改正・ダイヤ変更のたびにK特急・快速特急がそのまま置き換わる形で運転時間帯が拡大され、終日10分間隔運転となった。また2009年9月のダイヤ変更において、上り最終の出町柳行が鴨東線内を普通として運転するようになった。なお、出町柳発最終特急は枚方市止まり、淀屋橋発最終特急は樟葉止まりとなっている。
車両は、全区間通しの列車についてはテレビカーと2階建車両(ダブルデッカー)が連結されている特急用の2ドア車8000系を中心に、3ドアの車両も含めて8両編成を組成する車種に限定で運用されている。3ドア車については昼間時間帯は原則として3000系(2代)が限定的に運用に就いているが、ラッシュ時や深夜には一般車の運用もある。また、平日朝ラッシュ時の特急には女性専用車両が設定される。なお、駅の時刻表には発車時刻の横に小さく2ドア車か3ドア車を表すマークが付けられている。
京阪間通しの特急における普通との緩急接続は「準急・通勤準急」の節を参照のこと。
出町柳駅 - 淀屋橋駅間の標準所要時間は53 - 57分で、カーブの多い路線と大阪・京都それぞれの市街区域(地下鉄に準ずる区間 = この区間は主要駅や地下鉄等の乗換駅が連続することから、特急も停車駅が多くスピードが落ちる)に乗り入れる区間が他社より長いことが影響して大阪 - 京都の都市間輸送の所要時間では他社に水を開けられている。
特急の方向幕の地色は赤である。2003年9月6日のダイヤ改正で現在の赤地に白文字の幕となった。それ以前は、8000系は黒地に赤文字の幕を、3000系(初代)は白地に赤文字の幕を使用しており、1995年の更新工事の際に8000系と同様の黒地に赤の幕となった。2003年以前に使用していた黒地に赤字の幕は2600系に入っており、「K特急おりひめ」で使用された。なお、現在の赤地に白文字の幕は、製造時の6000系の急行幕(英語なし)と同じ色である。
2000年6月30日までは京橋駅 - 七条駅間ノンストップ(ただし朝ラッシュ時の下りのみ1993年より中書島駅、1997年より枚方市駅にも停車)、2000年7月1日から2003年9月5日までは中書島・丹波橋に終日停車となり京橋駅 - 中書島駅間(事実上京阪間)ノンストップで運転されていた(朝ラッシュ時の下りのみ枚方市駅に停車)。ただし、毎年8月の最終日曜日に行われていた『くらわんか花火大会』の開催時には枚方市駅(1998年以前は樟葉駅)に上下列車とも臨時停車していた。2003年9月6日以降は枚方市・樟葉にも停車となった。2008年10月のダイヤ改正から2010年5月のダイヤ変更までは日中、1/3の列車が淀屋橋駅 - 枚方市駅間の運転(枚方市 - 出町柳は快速急行が補完)、朝ラッシュ時の上りの半数、および平日夕ラッシュ時の上りの一部の列車が樟葉駅または三条駅止まりとなっていた。また、京都競馬開催期の最多客時には、枚方市駅始発淀屋橋行の特急を延長する形で競馬場最寄りの淀駅始発の臨時特急が運転されることがあった。2011年5月28日に行われたダイヤ改正で、枚方市止まりの特急を中之島線からの快速急行と統合した形で出町柳までに延伸し、夜間帯をのぞき10分間隔で運行されている。また平日に運行されていた快速特急については全て特急に置き換えられ、別途行楽期の臨時列車として運転されている(2011年は秋に土曜・日曜日に淀屋橋 → 出町柳に限って運転、停車駅について京橋から七条までノンストップ)。また運用数と主要駅の停車時間、運転余裕時分の見直しにより、所要時間が下り57分・上り55分に延びている。
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