聖地(せいち, sacred place, holy ground, holy site)とは、特定の宗教、信仰にとっての本山、本拠地、拠点となる寺院、教会、神社のあるところ、またはその宗教の開祖、創始者にまつわる重要なところ、あるいは奇跡や霊的な出来事の舞台となったところをいう。
そこに参拝することは、信者にとって特別なことであり、それへの巡礼は信仰生活にとって特別な意味を持っている。
また英語で“the Holy Land”(大文字始まり)というと、神がイスラエル民族に与え、イエス・キリストが誕生したとされるパレスチナの地を指す。
元々は宗教的な要素の強い言葉であるが、その意味合いから政治・文化・スポーツなどで様々な形で転用が見られる。
政治においては、政治指導者のゆかりの地や、革命の根拠地などが聖地として表現され、執政や統治における象徴とされる場合がある。特にアメリカのワシントン大統領邸宅は、南北戦争中に聖地扱いされ、北軍・南軍の兵士いずれも敷地に入る事すらタブーとされていた。このほかに北朝鮮においては金日成や抗日運動に関連する場所・施設が聖地とされ、神聖化された表現がしばしば見られる。
文化・スポーツにおいては、特定の産業や文化・風俗の発祥地、シンボルとなる施設や、そのカテゴリにおいて最高峰のイベントが開催される場所が聖地と称される場合がある。高校野球における阪神甲子園球場や、高校ラグビーにおける近鉄花園ラグビー場などの収容能力の高い会場が多いものの、中には競技かるたにおける近江神宮、格闘技の後楽園ホールのように会場の収容能力が必ずしも関わらない場合もある。
他には、熱心なファン心理から著名人(スポーツ選手など)・映画やアニメなどの著作物などに縁のある土地を聖地と呼ぶ現象もある(詳しくは巡礼 (通俗)を参照)。
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