自殺は、文学における重要なテーマの一つであり、主人公の自殺にいたる心理など、物語の終焉や筋の展開のなかで描かれることが少なくない。日本文学では、夏目漱石の『こゝろ』、井上靖『しろばんば』など。また、動機は様々であるが、多くの著名な作家や文学者が自殺を決行している(日本では北村透谷、川上眉山、有島武郎、芥川龍之介、金子みすゞ、牧野信一、太宰治、田中英光、木村荘太、原民喜、久坂葉子、火野葦平、三島由紀夫、川端康成、田宮虎彦、佐藤泰志、江藤淳、鷺沢萌、野沢尚、片山飛佑馬、見沢知廉など、海外で有名なのはフセーヴォロド・ガルシン、ジャック・ロンドン、ヴァージニア・ウルフ、シュテファン・ツヴァイク、アーネスト・ヘミングウェイ、リチャード・ブローティガン、老舎など)。それ故、敗戦までの日本においては、作家という職業に対する偏見が強く、決して作家の職業威信は高いものではなかった。
国外の文学においてはドイツの作家ゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』が、自殺を主題とした作品として特に有名である。恋人との失恋に絶望し自殺した主人公を描き、その影響で模倣自殺する人が相次いだため発禁処分に処するところも出た事例がある。
「ウェルテル効果」も参照
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