業界用語wikiでアナタも今日から業界人!

血圧とは?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
 | ウィキペディアは医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。

血圧 (けつあつ blood pressure)とは、血管内の血液の有する圧力のことである。一般には動脈の血圧のことで、心臓の収縮期と拡張期の血圧をいい、それぞれ収縮期血圧(または最高血圧)、拡張期血圧(または最低血圧)と呼ぶ。単位は永年の慣行からSI単位系のPa(パスカル)ではなく、mmHg(水銀柱ミリメートル)を使用する。計量法の趣旨および計量行政の見地からは、一定期間の猶予措置をとった後のPaへの移行が企図されているが、医療現場からは、医療基準の安定性確保等を理由として猶予措置の(無期限に近い)延長や用途を限定する非SI単位としてmmHgの存続を望む意見が多く出されている。

ヒトの血圧

左心室から大動脈弁を出た直後の大動脈内圧である。 人間での正常範囲は、収縮期血圧で130mmHg未満、拡張期血圧で85mmHg未満とされている。 血圧が上昇した場合、血圧反射機能により、自律神経を介した反射性の制御が行われ、心拍数が減少し、血管が拡張し、血圧は正常な範囲に戻る。 健康人においても、加齢によって正常血圧は上昇する。また、この正常範囲は21世紀初頭のものであり、以前から何回か改定されており、今後も改訂の可能性がある。 正常範囲を超えた血圧が維持されている状態は高血圧症と呼ばれ、生活習慣病のひとつである。また、正常範囲より低い状態は低血圧症と呼ばれる。 低血圧症は、疲れが取れにくい・慢性的に体がだるい重い・耳鳴りがする・動悸や息切れがする・脳貧血で意識を失いやすいなどの症状は出るが、必ずしも早起きが苦手だとは言えない。この事に関しては医学的に根拠がない。

心臓の収縮力低下、アナフィラキシーショックなど血管の異常な拡張、血液の喪失などによって重要臓器への血流が保てないほど血圧が低下した状態はショック(末梢循環不全)と呼ばれる。この場合、中心静脈圧(静脈血圧)の低下も同時にみられる。 他に、医学的に重要な、特殊な血圧として、肺動脈楔入圧が挙げられる。

ヒトの血圧はさまざまな影響を受けて変動する。

  • 体位 - 臥位から座位、立位への変換によって一過的に低下し、その後、圧受容体反射などで回復する。(これにより立ちくらみが起こる)
  • 体格 - 肥満の人は、やせたひとよりも高い傾向がある。
  • 性別 - 女性は男性よりも 5 - 10mmHg 低い傾向がある。
  • 時刻 - 一般に夜間、睡眠中が最低で、午後は午前よりやや高い。夜間は低くなり、起床とともに高くなる。
  • 摂食 - 食後は上昇し、1時間ほどで元に戻る
  • 運動 - 運動後は一般に上昇する。
  • 入浴 - 適温であればわずかに低下する。熱い風呂は上昇させる。
  • アルコール摂取 - 適度の飲酒は血圧を低下させる。過度の飲酒は上昇させる。
  • 喫煙 - 喫煙は一般に上昇させる。
  • 薬剤 - 一部の薬剤や物質にはカフェインなどのように血圧を一時的に上昇させるもの、麻酔など逆に低下させるものがある。
  • 気温 - 温暖時は低下し、寒冷時は上昇する。
  • 心理的要素 - 緊張や感情の動揺、ストレスは血圧を上昇させる。逆にリラックスすると血圧はやや低下する。医療機関で測定した値と家庭や職場で測定した値とで血圧血が大きく異なる場合など(白衣高血圧仮面高血圧も参照)。
  • 恐怖感情 - 著しい恐怖などの感情を覚えると、ノルエピネフリンが分泌され血圧は脈拍と当時に一時的に急上昇される。
  • 性行為 - 性行為を行うと内分泌系の作用により血圧は一時的に上昇し、その後は降下する。
  • 電解質 - 食塩中のナトリウムは血圧を上昇させる。

血圧は一拍ごとに異なるため、治療方針を決定するためには血圧は4回または5回測定することが好ましい。

脚注

  1. ^ Ann Intern Med 2011 Jun 21; 154: 781.

関連項目

心血管疾患

疾患

心疾患
 | 
不整脈
 | 
徐脈性
 | 
洞不全症候群 | 房室ブロック | 脚ブロック(右脚ブロック 完全右脚ブロック 左脚ブロック)


頻脈性
 | 
上室性
 | 
洞性頻脈 | 心房細動 | 心房粗動 | ブルガダ症候群 | QT延長症候群 | WPW症候群


心室性
 | 
心室細動 | 心室頻拍




虚血性心疾患
 | 
狭心症 | 急性冠症候群 | 心筋梗塞 | 冠動脈血栓症


弁膜性心疾患
 | 
僧帽弁狭窄症 | 僧帽弁閉鎖不全症 | 三尖弁狭窄症 | 三尖弁閉鎖不全症 | 大動脈弁狭窄症 | 大動脈弁閉鎖不全症


先天性心疾患
 | 
心房中隔欠損 | 心室中隔欠損 | 心内膜床欠損症 | 動脈管開存症 | ファロー四徴症(極型ファロー四徴症) | 大血管転位(左旋性 右旋性) | 総肺静脈還流異常症 | 大動脈縮窄 | 左心低形成症候群 | 両大血管右室起始症 | 三尖弁閉鎖


心内膜心筋
心膜疾患
 | 
心内膜疾患
 | 
感染性心内膜炎


心膜疾患
 | 
心膜炎(急性心膜炎 慢性収縮性心膜炎) | 心タンポナーデ


心筋疾患
 | 
心筋症(特発性拡張型心筋症 肥大型心筋症 拘束型心筋症 特発性心筋症) | 心筋炎



心臓腫瘍 | 心臓神経症 | 心臓性喘息 | 肺性心



血管疾患
 | 
動脈
 | 
動脈硬化 | 大動脈瘤 | 大動脈解離 | 大動脈炎症候群 | 動静脈瘻 | 閉塞性動脈硬化症 | 閉塞性血栓性血管炎 | レイノー病


静脈
 | 
静脈瘤 | 血栓性静脈炎 | 静脈血栓塞栓症 | 脂肪塞栓症





病態・症候

心不全
 | 
左心不全 | 右心不全


血圧異常
 | 
高血圧
 | 
本態性高血圧症 | 二次性高血圧 | 悪性高血圧症


低血圧



心臓発作 | 心臓肥大 | 心停止 | 心肺停止




所見・検査

血圧計 | 聴診 | 心雑音 | 心電図 | 心電図モニタ | 心臓超音波検査 | 胸部X線写真 | 胸部X線CT | 心臓カテーテル検査(肺動脈カテーテル) | 心臓核医学検査



治療

外科的治療
 | 
冠動脈大動脈バイパス移植術 | 経皮的冠動脈形成術 | 植え込み型除細動器 | バチスタ手術 | 人工心臓 | 心臓ペースメーカー


内科的治療
 | 
心臓作動薬
 | 
抗不整脈薬
 | 
Ia群: プロカインアミド, キニジン
Ib群: リドカイン, フェニトイン
Ic群: フレカイニド, プロパフェノン
II群: 交感神経β受容体遮断薬(プロプラノロールなど)
III群: アミオダロン, ソタロール
IV群: カルシウム拮抗剤(ベラパミル, ジルチアゼムなど)


心不全治療薬
 | 
利尿薬 | 血管拡張薬 | 強心配糖体 | 強心剤


狭心症治療薬
 | 
交感神経β受容体遮断薬 | 硝酸薬



血管作動薬
 | 
高血圧治療薬
 | 
利尿薬 | 交感神経β受容体遮断薬 | レニン-アンジオテンシン系 (ACE阻害薬アンジオテンシンII受容体拮抗薬レニン阻害薬) | カルシウム拮抗剤 | アドレナリン作動薬 | 脂質降下薬






循環器系の正常構造・生理


 | この「血圧」は、医学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2012/05/11 14:39

血圧スレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「血圧」のスレッドを作成する
このページ
友達に教える
URLをコピー
業界用語wikiへ戻る
お問い合せ
(C)業界用語wiki.