高等学校は中学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする(学校教育法第50条)。その名称から誤解されることもあるが、高等教育を行う学校ではなく、後期中等教育段階に相当する学校である。高校(こうこう)と略される。英語呼称は、一般にHigh Schoolが用いられることが多いが、これは米国式であり、文部科学省は Upper Secondary School (後期中等学校)という表現を用いている。なお、ヨーロッパ各国にはHochschuleなど、高等学校と直訳できる学校があるが、それらは大抵日本でいう高校ではなく、大学に相当する高等教育機関を指す。中国における高等学校も、大学を含む高等教育機関全般を意味している。
義務教育の対象から外れるため、進学するかどうかの選択は自由であるが、現状では中学卒業からの就職が非常に厳しいこともあり、低学力・不登校・非行・貧困などの特殊な事情がない限り、ほとんどの中学生が高校へ進学している。
1998年(平成10年)の学校教育法(昭和22年法律第26号)の改正により、中高一貫教育(中学校における教育〔義務教育として行われる普通教育〕と高等学校における教育〔高度な普通教育及び専門教育〕を一貫して施すこと)を行う6年制の学校である「中等教育学校」が新たに創設された。中高一貫教育を行う中学校・高等学校の一部は中等教育学校の前期課程・後期課程への改組がされ始めており、国立学校、公立学校、私立学校の全部で、中等教育学校が増えつつある。
修業年限(卒業までに教育を受ける期間)が3年又は3年以上の高等学校の一般的な課程を本科といい、この項目では主に本科について扱う。これ以外にも別科と専攻科があるが、専攻科については専攻科の項目で詳述している。
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